先日無事に挙行出来ましたタイトルのツアー。なるだけしっかりとご報告してまいります。しかし、、、皆さんのご協力のお蔭で非常に穏やかなひと時になりました、まずは御礼申し上げます。
当店、「折畳自転車の運用方法を研究発信する」ことで業界の発展に一石を投じたい、、と思って開業以来色々やってまいりました。具体的に言うと
折畳自転車でも出来る事
折畳自転車だから出来る事
を追求したい、、訳です。いろんな方にご協力いただき、、それはそれで素敵なことなんですが、、私自身「車両の可能性を追求したい、、」と言う頭があり、どちらかと言うと坂登りとか、長距離とか、、前者を追求することが多かったわけです。気が付くと、色々催し物をするんですが、、
女性ライダー
のご参加が少ない、、、わけです(笑)。其処でない頭をひねって考えたのが参加者を女性に限定することで敷居を下げ、、ついつい走りまくりたい私自身にブレーキを掛ける、、「自転車撫子限定札幌散走」だったわけですね。その点では、今回、6時間ほどかけて15kmも走っていない、、と言う素晴らしい出来になりました(笑)。時系列的に一日を振り返ってみます。
朝日が眩しゅうございますね。早朝7時に店頭に集合して頂きました。筋金入りの旅人は、、旅の相棒としての折畳自転車を探して、、方や「脱自家用自動車生活」を目指して、、使い勝手のいい折畳自転車を探して、、ご参加いただきました。当店の試乗車をお使いになって走ってみる事で色んなことが見えて、、、来たら嬉しいですね。
自転車フレンドリーなJR白石駅にまず集合。これから小樽行の電車に乗ります。残りの人は、電車で集合しましょう、と言う素敵な流れになっており、、これもみなさんのご協力の賜物です。東京からお見えになったS女史は、自転車ごと乗れるエレベーターとか、、自転車を押して歩ける駅構内とか、、
「初めて見ました!」
と驚いてらっしゃいました。おおぉ、そうだったのか。願わくばこういった先進的な取り組みをどんどん進めて欲しいものです。JR北海道さん、、頼んまっせ!
示し合わせたようにドンドン自転車を持った撫子ライダーが最後尾の車両に集まってきて、、いやはや素敵。こういった気遣いが運営側としては嬉しいわけですよ。参加者は、、当然と言えば当然なんですがブロンプトンが多かった。走りの確かさ、、とか見た目の可愛さ、、もさることながら持ち運びのしやすさで支持されているんだなぁ、、と言うのが良く判りましたねぇ。因みにダホンガールもいらっしゃって、、負けとりゃせんですよ!
南小樽駅に到着後移動、、サクサクと走行準備です。ここでも、、おっさんの手を煩わせる方はいらっしゃらず、、素敵な光景が展開されました。軽く自己紹介をしていただき、いよいよスタートです。
まずは住吉神社を目指します。
ご参加に心より感謝、、の記念写真です。
国道沿いのはずなのに、、、ココにはしかと穏やかな空気が流れておりまして、、気持ちがすっとしますね。写真撮り損ねておりますが、道内では最大級の木造社殿がある由緒正しい所なんです。小樽の発展に尽力した経済人の銅像があったり、包丁塚があったり、、
こんなイカシタ石もありました。子は国の宝ですね。因みに初休み倅とロケハンに来た時も此処によりました。また来年来たいもんですね。
住吉神社を後にして、クリハラベーカリーさんにて昼食をまずゲット。動画は撮っているんですが、写真を撮っておらずアホの極み。動画編に乞う御期待です。
で、、ココで「輪行ツアーto小樽」なのに、自走でやってきた(笑)M嬢と合流。ロードで来るのかな、、、と思っていましたがブロンプトンで来てくれました。ちゃんと走れますね、、と感心してくれてて、、良かった良かった。そのうちBRでどこにでも行ってくれるようになってほしいものです。
写真提供まきすけさん
そして、、メインイベントの量徳寺。ここはサブタイトルにもなっております元新撰組隊士永倉新八の菩提寺で、ミニ資料館も作ってあります。流石に京都東山の資料館ほどではありませんが、、小樽にゆかりのある人だった、、と言うのは北海道に住んでいても知らなかった、、と言う人多いわけですから貴重な存在だと思いますよね。永倉が居なかったら、、今の様な新選組のドラマは作られることがなかったわけですから、、ホントに日本史に貴重な足跡を記した人だよなぁ、、と感心しました。
えー!ココ通っていいんですか?と聞かれながら、、路地を入っていくとご覧のイカシタ煙突が見えてきます。ツルヤ餅菓子舗さんです。ある意味ココが一番評価が高かったですね。実は正直言いますと、こういった建物、佇まい、わびさびに満ちた味わいの和菓子、、は私は大好きなんですが、、撫子の皆さんお連れするとちょっとしらけたりするかしら、、と内心ドキドキだったんです。なれどふたを開けてみれば、、、
皆さん大喜び!
写真提供U女史
中でも北海道人のソウルフード(かな?)ベコ餅が飛ぶように売れていき、、皆さん早速味わってらっしゃいました。東京からお運びになったS女史もベコ餅初体験です。アー良かった良かった。私は愛する家族におはぎを土産に買い求めました。創業は大正の末から昭和の初期で、いつ開業したのか、、記録が残っておらず判らないそうです。煙突は今も現役でいい匂いがしてました。地域にしっかり愛されているのが良く判るほど、、お客さんが絶えず、、こういった商いが出来ればなぁ、、と心から思いました。小樽には何度も見えている、、と言う方も、、「ここは知りませんでした、、」と仰って頂き、内心ホッとしました。実はここロケハンに来た時に偶然見つけた所だったので、、やっぱり自転車で散策するといろんな発見がありますね。
ここから南樽銀座方面に軽く走って、軽く登って(ホントか?)ついたのが水天宮です。
全景写真を撮り損ねるというあほさ加減。ここは、永倉が晩年孫に剣術の指南をしたところ、、なんだそうです。それはいろんなウェブでも出てくるんですが、実際に来てみるとこんな発見が、、と言うのが青看板に書いてあります。
日露戦争を終結させるポーツマス条約で、日本が樺太を獲得することになりますが、、その国境線を引くにあたり、どこを基準に線を引くか、、その基準になったのがここなんだそうです。おおぉ、、これも知らなかったなぁ。よくよく考えれば日本の近代と言うのは北方ロシアの圧力を如何に跳ね返すか、、に主眼が置かれてきたわけで、、その歴史の中で北海道の果たした役割は大きかったんだなぁ、、と再確認いたしました。
みなさんしっかりお楽しみいただきましたようで、、元気一杯。この時点で出発してやがて2時間ほどたっていますが自転車に乗って移動した距離が3kに満たなかったはずで(笑)、、しかしそれが面白かったりするわけですよ。
写真提供まきすけさん
その後、、ロケハンで来たのと違う道を通ることで私自身道に迷って、、皆さんを道連れにしてみました。そうしましたら、、元料亭(今もそうかしら)の小樽市選定の歴史的建造物に遭遇。写真を撮り損ねているのがあほの極みですが、、自転車でウロウロしていると
敢えて迷ってみる
と言う楽しい選択が出来るのが素敵なところです。迷いながらうろうろしていると、気がつけば鉄道の手宮線あとに出て、、自転車を押し歩きしながら小樽駅前通りを目指します。そうしますと、、この辺もかなり味わい深い(つまり古い)建物が多く
Bar モグラ
とか、、これまたイカシタセンスの店があったりするわけですよ(これまた写真を撮っていない)。これも想定外の出会いで、、自転車散走ならではの楽しみです。
ようやく判る所に出てきましたので、、次の目的地に向かいしずしずと進みます。そうこうしていると、おひとりもちょっと食料を買いたい、、と言うお申し出あり、、ロケハンで調べたパン屋さんに行こうか、、と思いました所、、
こんなお店に出会ってしまい、、さっきパン買ったばかりだよねぇ、、、と笑いながら店に吸い込まれていきました(笑)。決め手は
小樽ピロシキ
ですね。
一般的なピロシキとはだいぶ趣が違うようでしたが、だからこその「小樽ピロシキ」でもある訳で、皆さん美味しそうにほおばってらっしゃいました。何度目かの腹ごしらえをして(笑)、、いよいよ、、ツアーも佳境、、、昨年ご参加いただきました方はよくご存じの
あ、そ、こ、、、
へと歩を進めて参ります。
後篇に続く、、、
Fold your bike! Free your mind!!