さて、、先日伺いました、美瑛センチュリーライド。こういった仕事をしておりますと、自転車に乗りに行く、、というのもツアーの運営だったりになってしまい、「プライベートで楽しむ」というのができにくかったりするんですが「一自転車人として」楽しむ(苦しむ)ことが出来ました。その模様を振り返ってみましょう。
前日の夜、旭川まで輪行して、旭川に一泊、よく早朝美瑛町まで自走、イベント終了後に旭川まで自走し、再び輪行する、そんな流れでしたが、、いきなりこれだよ、、という感じの雨です。しかも、札幌在住の方であればご理解いただけるでしょう、、「ここは熱帯か?」という感じのまさに土砂降り。年に何回あるか、、と言う位の勢いで降ってくれました。それをリンプロさんのポンチョをかぶって何とかしのぎ、、バスターミナルにやってきました、、の図です。しかし、、この後電話を忘れていたのに気が付き、、またあの雨の中店まで戻り、、再びバス停まで走らされすっかりぬれねずみ。イヤハヤ予定を1時間ほど遅らせてしまいました。ま、、そのおかげでのんびり座れたともいえ、、まぁ、いいか。
無事に旭川に到着、、しかしここでも雨。雨装備で、、投宿地まで向かいます。サイドバッグにレインカバーをしておりますが、、カバーがかかりにくいところから浸水しており、、オルトリーブのバッグは優秀だぜ、、と妙なところで再確認することになりました。
無事に一泊して、、(正味6時間も施設内におりませんでして、、一泊1200円、ネット使い放題、飲み物自由、って素敵でした)やってきました美瑛町。早朝はまだ雨のおかげで路面は濡れてましたが、走行に支障はなく、気持ちよく距離を稼ぎました。大体1時間15分弱で着いており、F20RCはよく走るなぁ、、と感心です。昨年はタルタのタイプFでしたから2時間ほどかかった印象が、、、。
こんな感じのゼッケンをつけて走ります。
タルタルーガの3羽カラスが!なんだかんだ言いながら美瑛町はタフなコースですので、小径車で出る、、という人も20インチがほとんどになってきましたね。来年は私もタルタS-GTで出るか!
スタートしてしまうと、こんな「北海道的」な景色の中(札幌に住んでいる分にはなかなか出会えない)どんどん距離を稼いでいきます。一応200kブルベの予行演習的な意味もありますので、
「可能な限りの無理をする」
のを念頭にどんどん自分を追い込んでいきます。
上り坂が終わって、平たん区間に入ってしばらくすると、後ろから外国語での会話が聞こえてきました。あとで分かったことなんですが、ゲストライダーが率いるプロトンが私に追いついてきたようでした。なんで先に行かないのかが良く判らなかったですけど(笑)、上りに入る前あたりでようやく前に出てくれた、、時の図です。
集団で走るのって楽でいいんだろうなぁ(怖いけど)。この後、、第一エイドの前の長い上りで、折角なんで彼らの前に出てカッコつけてみました。そこで見事に足が攣り始め、「可能な限りの無理をする」目標が早くも達成されました。あとはこの脚とのこり70k如何に付き合うかです。
エイドで塩飴を頂き、、なめながら走っていると不思議なもんで落ち着いてきます。ここで無理をしないのが一番いい事なんですけど、、今日の目標がその逆です、常に足が攣るくらい、、追いコンで走ってましたが、こんな景色はやはり写真にとらなくては。この写真を撮るために来てる、、と言ってもいいかもしれませんね。
そうこうしているうちに第2エイドに到着です。自転車台がこれだけ空いている、というのは私の記憶にもなく、今回「無理をしているだけある」ハイペースでここまで来れていますね。
やっぱりおいしいです。なんだかんだとカレーはおいしい。素朴な味わい、、というのも景観にマッチしてるなぁ。
美味しくいただきましたあとは、先を急ぎます。
相変わらずの空と雲と大地の中、、悲鳴を上げる脚を引きずり(上げさせているとも言えますが)、距離を稼ぎます。なんだかスイッチが入ってしまったようで、写真を撮ったりするよりも、ひたすらヒーヒ~言ってる方が気分がよくなってしまった(笑)。
とちゅう、お世話になっております「トムテルム」さんの私設エイドに立ち寄り、補給させて頂きました。こういったお気持ち嬉しいですよね。また来春お伺いするような努力をお約束して、、引き続き足をいじめるために出発です(笑)。
気が付けば第3エイドです。ここまでAグループというのについてきましたが、、私だけでは無くて、、お客さんのタルタルーガ、、右端に見えますのがBFのポケットロケット(ワールドツーリスト?)ですね。終盤になってくると私みたいな次元の低い奴はだんだんメッキがはがれてきて、このお二人、、には付いていけませんでした。やっぱり日頃から鍛えている人たちは凄いです。
この後、、気が付くと写真がありません、、。それほど疲れてたんですね。最後のハイライトともいえる長い坂があるんですが、、そこではいよいよ足に鞭打つことすら出来なくなっていました。同じ20インチの車両に抜かれるとき、、本来だったらついていって、、と考えたいところでしたが、、それも出来なくなっており、、あとはほんとに残り少ない足をいかに活かしながらゴールにたどり着くか、、、しか頭になかったんですね。
そして13時15分ごろ無事にゴール。通算で5回ほど出ていますが、最も早く着いたと思います。センチュリーランの趣旨とは違うかもしれませんが、自分を追い込む、という目標からは必要にして十分な「オモツライ」ひと時でした。
そして、、私にとってのメインイベントはこれから、、。旭川に向けて再び走り出します。この辺りから、、自分の力量、、自転車の真価、が見えて来るなぁ、、という感じでした。その辺はまたの機会に述べることもあろうかと思います。
大体想定の通り、80分後に旭川のバスターミナルに到着、、あと10分ほどでバスが出ますよ、、というタイミングでしたが、あわてず騒がず自転車をパパっと畳み袋に入れ(2分ほど)、トイレに行って、ジュースを買って、車上の人になったのが出発の3分ほど前でした。こういった経験をしてしまうと、、「折畳の自転車を使った輪行」というのはやめられません。走行性能に不足が出て来る、、かもしれませんが、美瑛のCRをしっかり走ってくれた、、と考えると、、私にとってはこれで十分です。「人と競り合う」ようなことをしなければ、、自転車の楽しみ方の幅をこれほど広げてくれるジャンルもないよなぁ、、と改めて感心しました。
次回、見かけた中でウチ好みの車両、、待ってらっしゃる方もいるかもしれないKHS F20RCという車両に関して感じたことを述べてまいります。こうご期待。
Fold your bike! Free your mind!!