いよいよ始まりました輪行ツアーですが、実は動画を編集中です。例のごとくクッチャべって居りますので、大体のところはそちらをご覧いただければいいと思います。今回は写真で捕捉を、、、(先にやってどうすんねん)。
早朝6時に札幌駅に集合、サクサク輪行準備をいたします。私の方は分割自転車ですので、元がでかい割にはまぁ、、こんなもんだろ、、という大きさになりました。ですが、写真の教授はFATですからねぇ。専用の輪行袋がない中、いろいろ手を尽くして、オストリッチの超速FIVEストロンガーにきっちりパッキングしてました。これはすごかったなぁ、、、。どうやったんだ?と疑問に思われた方、、、店頭にてお尋ねください。
小樽駅にて泥人形さんと合流、3名のツアーとなりました。小樽から長万部行のワンマンカー(一両編成)に乗り込みます。乗車数も少なく何とかなりました。他のお客さんのご協力のたまものです、、有難う。
私の長尺自転車DAHON、教授のパグスレイ、泥人形さんのパグスレイ、、酔狂な雪道自転車が3台揃ってニセコ駅に来ました。なんだかんだとツアーの成否は天候がすべて、、と言っていいと思って居りましたが、いやはや素晴らしく晴れ渡ってくれまして、もしもの時は輪行袋をツェルト代わりに被れば何とかなりそうですね、、、と言っていたのが杞憂に終わりました(ホントに良かった)。天候次第では4分の3周ではなく、ニセコから比羅夫を終えて倶知安までの4分の1周にしよう、、と言っていたのですが、これは真狩京極経由の4分の3周にセナいかんでしょうな!ここで陽気なイタリアーノと雪道自転車で大盛り上がりです。
ファンタースティーカ!とか、ベリーッシマ!と叫んでました。あまりヨーロッパの方ではこの手の車両は流通していないんでしょうか?考えようによっては大陸横断、トランスアルパイン自転車として最適だとも思えるんですが、、、。
教授に撮っていただきました。どうですか、、、こんな写真が撮れるほど素晴らしい景観の中実に気分良く走ることが出来ました。心配した交通量は、まぁ、、少なくはない物の多くもなく、何より路面状況が非常に安定しているのが良かったです。札幌なんかだと、路面が算盤上とか洗濯板みたいに凍ってしまいほんとに危ないわけですが、きっちりしまって安定しておりたまに横を時速70kほどで走っていくトラックさえ気を付ければ逆に安全化もな、、、と思いました。まぁ、、これは天候の良さのたまものでしょうけど。
仮にこの日雪が降ったり、風が出てきたり、、と考えるとぞっとします。走行ちゅう雪が降り、仮に3cm積もったとしても、距離がそれなりですから脚には大きな負担になったでしょうし、吹雪の中では、まさに命がけ、、となりますよね。
皆さん気になるかも、、、の服装ですが、とにかく汗をかきにくい、、かいてもすぐ乾くを念頭に置きました。化繊の肌着に中間着でフリース、いわゆるアウターはゴアテックスなんかの目の詰まったものでは私は汗が出過ぎるのでソフトシェルと言われるウィンドブレーカーの親玉です。停まると寒いくらいでないと運動中は汗が出過ぎますので、停まった時のためにダウンジャケットを持って行きました。古着屋で¥650で買ったユニクロのプレミアムダウンジャケットでしたが、今までの人生で最もコストパフォーマンスの高い素晴らしい保温着でした(笑)。
同じところを走っているのに、FATの方が雪が付いていませんね。雪が詰まってしまえばせっかくのスパイクが効きにくかったり、走行抵抗になったり、、、したんだろうと思います。私は、シュワルベのアイススパイカーを使いましたが、その名の通り「アイス、、」に向けたタイヤであり、、スノーのことはあまり考えていないのかもしれないなぁ、、、。FATタイヤというのは、トラクションも大事ですが、実は転がりの良さ、、を念頭に置いて設計してるのが良く判りました。
真狩の勇水公園で休憩。あまりに気持ち良く晴れているので、ここでお茶を沸かして頂きます。寒い所ではエスビットのポケットストーブが活躍しますね。オカラドーナツを頂き補給完了です。
泥人形さんの愛車です。日帰りサイクリングにしては荷物が多くありません?そう、、なんと今日は倶知安で雪中キャンプして翌日帰るそうです。凄い、、、心から拍手です。
やっと京極の道の駅まで来ました。この時点で、やがて3時間半から4時間ほど走っています。雪道をこれだけ長時間走ったのは初めてです。大体夏であればツーリングとなれば時速20k程度で行けるもんですが、その半分くらいしか走れていない感じでしょうか。路面状況は恐らくこれ以上ない絶好の条件でこれですから雪道ツアーはスケジュール管理がとても大事だとわかりますね。倶知安まであと10kほどなんですが1時間以上は観ておく必要がありそうです。時間がかかったもう一つの理由が、、下りで速度が上がらないんですね。下っているはずなのに常に足を回し、、常に足に負荷を感じた、、印象です。もうひと頑張りですね。
今回のツアー、、私の一番のお気に入りです。ただ楽しいだけではない、、オモツライ、、というべきこの充実感が、、、伝わると嬉しいです。
何とか倶知安町に到着。名物の天ぷらラーメンで暖まります。この時点で15時前後、、大体5時間かけてここまで来ました。いやはや大変でしたが面白かった。寒い中での運動では筋肉への負担のかかり方も違うんでしょうね。なめていたつもりはないんですがちょっと甘かった、、、かな。ですが無事に帰ってこれてよかったよかった。
ホントにキャンプして帰る、、という泥人形さんを残して私と教授は帰路につきます。言いようのない充足感が私を包みました。帰りが輪行、なので運転などの負担もなく、しっかりこの幸運に恵まれた一日を振り返ります。写真は小樽駅です、、この旅情にしっかりと身を浸す、、、というのも雪中輪行ツアーの醍醐味の一つと言えるかもしれないですね。この後、無事に札幌駅に着き、無事に組立、家路につきました。流石に組立の時には疲れも出て、、、、。同じくブロンプトンライダーの教授と、、折畳車だったら早いのにねぇ、、、と苦笑いです。誰か、、、FATの折畳車でサクサク輪行できる奴、、作ってくれないかしら(笑)。
とまぁ、、、こんな感じで凄くいい経験が出来ました。
次回最終回です。