現在好評放送中のアニメーション作品「弱虫ペダル」。本作品は、実は原作を見た事が無かったわけで、アニメーションの方から推察するに、そうという熱い描き込みなんだろう、、と思って居りました。とかなんとかしておりました所、、タイトルの勝負の部分だけ抽出した単行本が出ておりましたので、、ちょっと拝読。
確かに燃えますわね。あれだけ丁丁発止でやりあえる相手がいれば、、自転車人冥利に尽きるだろうなぁ、、。と同時に感心したのは、アニメーションの方は、原作をきわめて上手に映像化しておりますね。アニメ作家の恣意を極力なくし、原作の持ち味をそのまま生かそうという努力が良く判る気がしました。それと、声優さんのキャスティングがとてもいいなぁ、、、と思った次第です。
それと、、作者はロードレースというものをきわめてよく理解なさってるんだなぁ、、、と思います。ロードレースって、チームタイチーム、エース対エースの真っ向勝負が一番盛り上がるわけで、、それがパンクだったり不測の事態でできなくなりそう、、、な時は可能な限り実現できるように待っていたりしますよね。そうやって具現化した対決にこそ「魅せる」スポーツとしての醍醐味があるわけで、、その辺を作者はよーく理解なさってるんだなぁ、、、と思った次第です。
最近本作品の影響でロードに取り組む若い人たちが増えているとか。そのいくらかでも、、そうでない自転車の楽しみに興味を持ってくれれば、、、と思ったりしますね。