美らセン(どうやら彼の地ではこの愛称で親しまれている様です)参戦ツアーレポートも3回目。今回はいよいよ美ら島センチュリーラン100kコースの戦いを描きます。
すでにご存じの方も多いと思いますが、「これが沖縄か???」と言いたくなるような暴風雨の中大会は実施され、多くの参加者がまさに
ずぶ濡れ
私たちも例外ではなく、しかし、、、ココでも折畳小径車両の素敵なところがいろいろ発見できました。
前日、車両をチェックしていた時の一枚です。バルブの首の所にひびが入っており、チューブの交換でした。事前に発見できてよかったですね。仮に本番だったとすると、大会のメカニックはブロンプトンの後輪外しにはなれてないでしょうし、何よりもブロンプトンサイズのスペアチューブを持っていない可能性が高いですからね。
スタート会場にて。雨模様でしたので、ブースがイイ雨宿りスポットになってました。ブロンプトンがこういったところにブースを出すなんて時代が変わりました。2005年に、ホノルルのセンチュリーランにBROMPTONのL-3(現在でいうところのM3L)で出たときは「アホですか?」とお褒め頂いたのが懐かしいです。
今年はこちらの皆さん方と完走を目指します。途中途中で一緒に写真を撮ったりしたかったんですが、ものすごい雨風で、皆さん自分のことで精いっぱい。常に私が最後尾で走るようにしたんですが、正解でした。それにしても、よく降ったもんなぁ、、。
小径車の軍団といえば私たちくらいしか居らんだろ、、と思っていたんですが、こちらにも、、。実はこちらの方々、昨年行ったときもいらっしゃったPECO軍団です。当時、PECOの取り扱いがなく、いやはや酔狂な人たちだなぁ(お前が言うな、、ですね)と感心していたんですが、当店でも取り扱うようになりますと、俄然興味が出てきます。「美らさん」ライダーも数名いらっしゃり、皆さん100k行かれるんだそうです、、凄い!「北海道から来たんですよ、、」とお話ししますと
だから半袖なんですね、、
と感心して頂けました(笑)。
ひときわ目立った、フルチューンペコ。途中何度も風のように抜いていきましたね。
いやはや撮影に失敗、、ミス沖縄です。とってもきれいなオネーサンでした。未来の知花くららかな。いよいよスタートです。
名護市民センター(だったかな)のシーサー。参加したら、必ずここで写真を撮ろうと決めました(笑)。昨年はタルタルーガS、今年はF16、来年はどんな車両で来れるかなぁ、、というかこれますよう商い頑張らねば!
雨が降りますと、道路に隠れている遺物が浮いてくる、、というのはよく言われますが、見事にパンクしてました。原因はホチキスの針のようなもんが刺さってました。ここでも「いやぁ、、有森さん居てくれて助かった、、」と仰って頂けました、こちらこそありがとうございます。同じ作業をかつてご自身でやったことがあるそうなんですが、その時2時間かかりましたと笑ってらっしゃいました。お役にたてましてよかったです。
実は今回、、ほとんど写真がないんですね。それ程雨が凄かった、、とご理解いただけますと幸いです。小径車軍団で色んなところに良ければよかったんですが、そんな余裕はとてもなく、まず各自マイペースで無事に完走できることを最優先にいたしました。お蔭で全員無事に完走できたんですが、ペコ軍団間ちゃんとまとまりつつ皆で完走していたようですからすごいなぁ。場所は昼食地の古宇利大橋あたりです。実は、この時間帯が風が一番強く、テントが飛びそうになるは、、走っていても向かい風になってしまうと7%のヒルクライムか?と言いたくなるほどだったり、、とみなさんしっかり苦しんでくれました(笑)。
気温が20度ほどあった、、とは言えずぶ濡れにあれだけの強風にさらされると寒いもんです。そんな体に暖かい豚汁がしみ込んでいきます。写真撮り損ねましたが、紅イモのフライ(フレンチフライみたいな感じでした)は美味しかったなぁ。
終盤、恩納村に向けて走っているときの一枚です。雨で視界が悪かったり、疲れで自転車が言うこと聞かなかったり、、の状況で起きたようですね。自動車の方もレンタカーだったようでした。大きなけがはなかったようで不幸中の幸いでしょうか。気を付けたいものですね。やっぱり、ロード車は接地面が少ないのでこういう状況では用心セナいかんですね。
いよいよゴールです。沖縄らしい素敵な景観、、は残念ながらありませんが、「雨天走行の練習」を南国で出来た、という風に考えれば素敵な経験でした(笑)。実際、北海道の夏で雨に打たれるよりも、この季節に沖縄で雨に打たれた方が暖かい、、というか
優しい
感じがしたんですねぇ。貴重な経験だったと思います。という訳で、ゴール後の集合写真などなく、、皆さん一目散にホテルに戻って頂き、、お風呂で暖まって頂きました。
こういった登りを掲げて走っていたんですが、凄い雨のお蔭で水がしみこみ、しっかりインクがにじんでしまいました。こんな雨の中翌100kも走ったなぁ、、。雨がひどくなったらぱっぱか畳んでタクシーというのが高機動型折畳車の理想的な使い方でしょうから(笑)、、これもあほみたいですが貴重な経験といえるでしょうね(大笑)。
写真は無いんですが、ゲストライダーでルイガノのサポートを受けて走っている、と言うオネーサンがいらっしゃってました。あの雨の中、苦しんでいる人たちに明るく話しかけ、何とか完走させようと頑張ってらっしゃいました。美しかったです。おそらくなんかの競技に出てらっしゃるはずですので応援したいですね。
大会終わって、、皆さんと祝杯をあげに行き、ほろ酔い気分でホテルに戻ってきたときの一枚です。お分かりになりますかね?雨天走行後の車両を洗って、持ち帰るために分解梱包をなさっているときの、、、様子です。
今回改めて感心したのは、小径折畳車の雨に対しての強さです。ま、泥除けが付かない小径車というのは結構大変ですから、小径折畳車全般、、ではありませんが、今回参加して呉れたブロンプトン、オリバイクM9ともに泥除けが標準装備。泥跳ねが車両に悪さすることが少なく折畳もサクサクできますので、帰る準備も楽々です。私がお借りしましたF16だけが泥除けが付いておらず、流石にあの雨の中100kも走れば、色んな所に水とか砂とか入ってきており、帰札後の掃除が大変でした。ロード車はよりデリケートでしょうから大変だろうなぁ、、。基本、
小径折畳車というのは生活レベルで使われることを念頭に置いている車両が多いので、雨対策がしやすい、というのは隠れた利点として考えていいなぁ、、と再確認です。
こうして無事に完走できた「美らセン」。小径車の活躍が嬉しかったです。中でも、上で紹介しましたPECO軍団、、とっても素敵な方々でした。次回、「めぐり合い美らセン編」でご紹介いたします。
Fold your bike! Free your mind!