「有森さんって、必ず自転車に乗ってきますよね、、」と感心して頂けて、、ちょっと嬉しい折り畳み出張。今年最初の出張はダホン、ターン編、今回ある意味メインイベントとなりました
東京自転車散歩
を描きます(ホントのメインは、展示会視察)。
ルート)
蒲田に宿をとりましたので、、そこがスタート。早朝6時にそちらを出発、、第2京浜沿いに五反田に行き、、その後目黒、恵比寿、渋谷、を経由し原宿から輪行。巣鴨で自転車を開いて、白山、根津、池之端、を経由して神田神保町へ。その後、皇居沿いに銀座まで下り、第一京浜を通って田町、そしてゴールが品川、そこから輪行して羽田へ、、という流れでした。初回で、五反田まではお伝えしてましたので、、今回はそれから先を、、、です。
五反田から、山手通りという大きな通りを経てやってきました、ブロンプトンの聖地のひとつブロンプトンジャンクション東京です。お忙しいご様子でしたが、、いろいろお話を伺えました。ますます、、「いつかはブロンプトン」が加速していきそうですね。そういえば廃盤色のスターダストブラックの車両も展示してありました。気になる方はお早めに、、です。
ジャンクションさん界隈は所謂代官山、、という地区だそうで、関東地方の方にとっても「おしゃれスポット」として認知されているでしょうねぇ、、。田舎もんにしてみれば、、いやはや不似合いなところに迷い込んでしまいました。
流石に都会には、エッジのきいた看板の店があるもんだ、、
と感心していると、、この建物
エジプト大使館
でした(笑)。この辺には、、西郷神社、があり、、機会あれば行ってみたいですし、、その筋の人にとっては聖地でもあろう菅刈公園があり、、こちらも行ってみたいですね、、。そんな感じでまた山手通りに戻り、、渋谷NHK前を目指します。
粋な街乗りオシャレ自転車、、の店として確かな存在感を示す、Ticketさん。クレイジーシープとか、なかなか拝むことが出来ないブランドを拝見してきました。奥に見えます、、
日本発のロングテール自転車、、Work、、
初めて拝めました。私も20インチでロングテールにしてますが、、その合理性を再認識です。
そして、、、
NHK放送センターに来ました。この辺で、天気予報のおねぇさんがお話しているんだなぁ、、です。ひょっとして、「林田理沙」アナウンサーがいたりしないか、、、と思ったんですが(田舎もんですなぁ、、)、、いるわけないか。
そして、渋谷駅から電車に乗るか、、と思ったんですが、、もっとコンパクトな駅がよかろう、という事で原宿駅から、JR輪行です。電車の冷房に感謝しながら、巣鴨駅で下車、、再び車輪の人となります。
実は30年ほど前に、、この界隈に住んでいたことがあり、、「わが青春の文京区」を自転車でなぞります。東京はその町の変化の速さが異常なほど、、という印象ありますが(機動警察パトレイバーTheMovieより)、この界隈は当時の面影を色濃く残していました。勿論商店とか見たことの無かった食堂、、とか出てはいましたが、当時もこんなのどかな雑貨屋さんがあるんだ、、東京に、、と思った雑貨屋さんはそのまま残っており、、ちょっと嬉しかったです。あと、、こちらで昼食を、、と願っていた「トンカツのふくや」さん、、店舗は残っていたんですが、、営業時間では無かったようで、、ちょっと残念。しかし、まだ健在だったところはうれしかった。
その後、、正岡子規が住んでいた、、、夏目漱石旧居跡、、もある「根津」地区に向かいましたが、、東京大学辺りで、、気が変わり、ふと見つけた路地に迷い込んでみました。最初は、東大の赤門の写真を撮るか、、と思ったんですが、それじゃ芸がないので、その反対側に行ってますと、「池ノ端門(だったと思います)」を発見。ちょうど赤門の真逆の方です。そのあたりをのんびり走っていると、こんなのを発見。
竹久夢二美術館です。ほー、、そんな美術館があるんだなぁ、、と思いまして、近づいていくと、こんな展示のポスターが。どちらかというとこっちの方が気になったりして、、(笑)。
もろに学徒出陣、、だったところですから、こういった記念碑が出て来るのもうなづけますね。明治から昭和にかける日本の一面を色濃く表現している地域といってもいいのかなぁ。
実は、、今回の自転車旅行で一番の発見となったのが、この看板です。なんで弥生式、、、考えたこともありませんでしたが、、ちょっとびっくり。この辺が、自転車散歩の醍醐味です。この辺は、、日頃「自転車撫子限定札幌散走散走シリーズ」にむけ、、こまかな石碑などを探す癖がついてますが、、嗅覚が鋭くなってきたかな(笑)。しかし、東京はこんな看板がザクザクありそうです、、楽しそうだなぁ。
そこをどんどん進んでいくと、「岩崎庭園」という東京都の文化財に出くわしました。その名の通り旧財閥のお屋敷で相当豪奢な物のようです。しかし行ってみますと、、こんな感じのイラストでした。現在、札幌時計台も同様の仕上がりになっていますが、、SNSの情報によれば、、那覇の首里城もイラストになっているそうで、、建築業界のトレンドのようですね(笑)。
その後、、神田神保町に向かうわけですが、その途中で
昌平坂学問所です。お茶の水女子大学の近くでした。ここにお茶の水女子大が出来たのって、ここに学問所があったことと無縁ではないようですね。
この後、、神保町の古本屋さんをプラプラして、皇居界隈に向かいます。
なかなか時間をとって、皇居に来るってのが、、出来ていないので、いつか来なきゃなぁ、、と思いました。幕末の風雲に詳しくなってしまえば、、この辺はビビっときますよね。
そして、、品川に向けて走っている最中、、これです。勝と西郷が談判した、薩摩藩邸がこの辺にあった事は知ってましたが、こんな石碑があったというのは気が付かなかった。よく見ると、西郷の筆跡なんだとか、、。皇居からこの辺りまでも、、わたしを引き付ける様な石碑、、看板あったんですが、そこは残念ながらスルーまたの機会を待ちたいものです。
こんな感じで、東京を満喫し(暑くて参りましたが、、)品川から電車に乗り、、札幌に向かいます。
23時頃の豊平郵便局前。ここで自転車を開き、自宅に戻ったのが日付が変わるちょっと前でした。合計23時間半の弾丸ツアーでしたが、、それをはるかに上回る素敵な経験が出来ました。今回一番の発見だったのが、、
歴史を辿る旅は自転車に限る
という事ですね。仕事をしに行くのは勿論ですが、なるだけそれ以外の切り口を持ち、自転車人としても、日本人としても厚みを持てるような出張を繰り返したい、、そう拳を握る旅でした。
Fold your bike! Free your mind!