実は4年目の取り組みとなっております、参加者女性限定のこの企画。今年もハイライトと言える「小樽輪行編」無事に挙行できました。昨年は台風が来てダメじゃん、、だったんですが、今年は何とか天気が持ってくれてよかったよかった。
午前7時半に私は札幌駅に集合。実はこのためにブロンプトンを買ってくれた、、という素晴らしい撫子ライダーの「輪行初体験」をお手伝いするべくここに来ました。おっかなびっくりでやってくれましたが、、見事にできてましたよ。
こんな感じで、電車に載せます。このツアーの素敵な所は、集合場所が
電車の中!!
なんです。乗る予定の電車を決めておいて、、車両の中に三々五々集合します。目的地の南小樽が近づくにつれ、、どんどんにぎやかになっていく,、のが素敵なんですよ。
とこんな感じで南小樽駅に集合です。サクサク改札を出て、、自転車を作り出発準備ができるまで5分位でしょうか。この人数で、その時間、というのが素晴らしいんですよ。
画像提供H女史)
こんな感じで準備中。一応これでも自転車で飯を食ってますので、各車両の空気圧チェック。おおむね良好、、ナ所が素敵でした。
こんなところにも「中折れ式の逆襲!」です。積載能力が高いので、、「輪行キャンプツアー」にも対応できますね。ライダーもその体力に恵まれている点も素晴らしいのです。なんだか、手稲山に行く話も出てたな?
今回、撫子8名、下僕2名(うち一人が私、うち一人が写真を撮ってくれたKさん)の10名で出発です。20代から70代まで幅広い年齢層がお集まりです。折り畳み自転車の懐の広さと深さがしのばれますね!
歴史的建造物その1南小樽駅のすぐ裏です。元歯医者さんの邸宅だったそうで。木造3階建てです。アールデコ調(と言いたくなるだけで実はよくわかっていない)の装飾が日本の建物か?と言いたくなりますよね。現在も住宅なんだそうです。
ここは私の好きな所で、、、クリハラベーカリーさん。おいしいパンをいただきました。これを持って行って、原っぱで食べる、、というのが素敵なんです。
これも、折り畳み車(ブロンプトン)ならでは、、女性ライダーならではの楽しみ方でしょう。ホントに「自転車に乗ることだけが自転車の楽しみではない」と教えられるひと時です。
その2です。ここも個人の邸宅として作られ、、今は料亭になっているそうです。扉が開くと、、見事な打掛が飾ってあって女心をくすぐっていたようです。写真撮り損ねているのがあほなんですが、後ろの方には軟石で出来た蔵があり、、重厚な瓦屋根の中から、レンガ造りの煙突が飛び出しており、、、これぞ「和洋折衷北の国から編、、」という感じでした。民俗学的にも貴重な資料のように思えます。「ハーレム感が出るように集まってください」とお願いしまして(笑)、、快くお付き合いいただけました。
そして忘れちゃいけない、ツルヤ菓子補さん。もちのツルヤの煙突が目印です。今回、、小樽の建築(主に住宅)を見て回って気が付いたんですが、、ほんとに煙突が付いているところが多い。一見数寄屋造りのようでいて、、レンガの煙突って、、すごく素敵に見えました。ちなみに煙突は100年ほど前から、、今も現役なんだそうです。
その後、、いつも朝練でお世話になっているKazさんの職場にお邪魔して、温かいおもてなしを受けました。ありがたいですね。またうかがわせていただきます。
こちらは教会ですね。ここも写真に写ってないのがあほなんですが、、建物右のほうは石造りになっていて煙突も出てましたねぇ。小樽は教会が多いですね、、というお話出てました。それって、、北大、、招聘された外国人教師、、、と関係あるんでしょうね。新渡戸稲造しかり,、内村鑑三しかり、、です。小樽の方では小林多喜二となんか関係あるのかしら?
そして、小樽市役所です。「結婚式やってもよさそうですよね」というコメントも出るほどでした。小樽市の皆さんご一考あれ。看板によれば、、この建物個人の「寄進」をもとに建てられたそうです。いかに小樽がもうかっていたか、、かつて小樽は北海道経済の中心地だった、、ということだと思います。そう考えると、、お金が回っているってのはいいことです。
そして、市役所裏のミルクプラント。ここも、牛乳会社(組合?)の事務所だったそうです。あまりのおいしさに食べ物の写真しか残っていない。ほかの参加者は、これの3段重ねをメインに食べてましたね(笑)。NYというのがあったんですが、、おそらく1Lほどのドデカソフトクリームでした。 この辺りから雲行きが怪しくなってきて、、ちょっと先を急ぎましょう、、ということになりやってきたのが、、
富岡教会です。素敵な建物で、、皆さん感激されてました。こちらも石を上手に使っている印象で、建物右側の方には煙突が出てました。面白かったのが、扉が、ドア、ではなく引き戸だったんですよ。ほんとに和洋折衷だ。
この辺りでパラパラ来たんですが、、それだけで住み、、ほんとによかった。船見坂を下り、竜宮神社横を過ぎ、昼食地の手宮公園を目指します。
天然温泉横から、標高差70mを一気に登る劇坂です。さすが女王、、頑張ってますね。距離は大したことがないので、、押し歩きでも10分くらい。皆さんいい感じで、ソフトクリームを消化しました(笑)
小樽市の選ぶ眺望スポットにもなっています手宮公園で昼食です。ここは人も少なく穏やかな時間が流れている印象です。楽しくお昼をいただきました。ここで、皆さん持ち寄ってくれた「+α」をみんなでいただきます。この辺の藹藹とした雰囲気っていいものですね。
画像提供H女史)
この写真が、、この場所の気持ちよさを能弁に物語ってくれています。風は気持ちよく、、日差しもそこそこ、、天気の動きさえ穏やかなら、、ここで1時間ほど昼寝したいくらいです。
お付き合いいただきありがとうございます(笑)。空模様とにらめっこしながら、、小旅行は終盤戦です。
ここがどこかわかる、、という人は日本の近代史に精通してらっしゃる、、と言っていいと思います。私も小樽散走をするにあたりいろいろ調べて、、初めて知りました。「尼港事件受難者追悼」の石碑です。詳しくはググっていただくといいんですが、ニコラエフスクという町に住んでいた日本人(民間人)700有余名が、赤軍に虐殺されてしまった、、という事件だそうで、調べるほどに何故???が出てしまいます。あまり知られていない場所のようで、草ボーボーの状態でした。草取りをしたいんですが、、と皆さんにお話ししましたところ快く作業をしてくれました。こんな痛ましい事件があったことせめて当店と縁のあった人たちにだけでも知っていただけたのは素敵なことでした。
さすがに記念写真は撮れません、、でして、皆で犠牲者に黙祷を捧げこの地を後にします。
尼港事件碑の後、海沿いを走り。前回も来ました、小樽マリーナで、、ブロンプトンを並べて写真を撮ります。こういった楽しみ方を許してくれるのも、折り畳み車の奥深さですし、、こういった楽しみ方もあるんだよなぁ、、と教えていただく感じです。お礼に、、坂をヒーヒー上るオモツラサ(笑)を教えてあげたい!!
後は、小樽築港駅までのんびり走りサクサク折畳んで、電車にて札幌に向かいます。集合と同じように、解散も一応ここで、、。あとは電車の中で静かにこのパーティは解散です。さりげなく集まり、、さりげなく皆去っていく、、この感じが侍戦隊の最終回みたいで私好きなんです。
昨年、台風のおかげで出来なかったルートリベンジできましたこと、誠に喜ばしく、引率側としても充実のひと時でした。実は、このツアー中に「手稲山にヒルクライム朝練に行くんだけどどう?」とか、、「来年のニセコ花園ヒルクライムに出たいと思ってるんですけど、、」なんてなすごくうれしいコメントが出たり、、うれしかったなぁ。
今年は一応、これで最終回。実はもう一回やりましょう、、というお話を今温めております。うまくいきましたらご報告いたします。これぞ撫子散走、という切り口で自転車を見つめなおします。
というわけで、、ご参加いただきました撫子の皆さん有難うございました。また、、いろいろ教えてくださいね。
Fold your bike! Free your mind。