すっかり期間が開いてしまいました、タイトルの参戦ツアーのご報告です。開業以来、毎年この大会には参加させていただいておりますが、、やっぱり楽しいわけです。平地がないに等しい、というのがその最たるところでしょうか、、あと、何回来てもどこを走っているのか全く分からない(笑)。そんなミステリアスな所も素敵です。センチュリーラン的なイベント走行は何種類も来てますが、、このコースが一番タフ(あくまで南風基準)なので、、これには参加し続ける価値があり、、体力維持のためにも続けたいもんです。
お伝えしておりますように、参加車両はタルタルーガタイプS。まず、これをしゃきっと畳んで旭川まで移動します。旭川に付いたはいいが、、現地は雨。
雨具を着て、、、宿まで移動です。結局この雨は翌朝まで続き、、。美瑛町までの約30kの間もずーっと雨、、で全くなぁ、、なのでした。しかし、会場に着くころには晴れてきて、、大会そのものの天気はいい感じのようでした。旭川から美瑛まで合羽を着たり、、雨宿りをしたり、、しながらでも90分かからず。タルタはしっかり走ってくれた、、ということだと思います。また述べると思いますが、不思議な車両です。
南風基準での、走り系の折り畳み車のもう一枚の看板、KHSのF20Rが来てくれてました。ロードの皆さん方に交じり楽しく走ってらっしゃったそうです。フレームバッグがポイントですね。これブルベでも使う人いるんですよ。

折り畳み自転車で頑張りますねぇ、、と声をかけてくれたイギリス出身だそうです、、Mrギャレス。富良野在住で、サイクリングカンパニーを作りたいんだそうです。「自転車ってホントに素晴らしい乗り物なんだ、、」と熱く語ってました。美瑛の方々もそうなんですが、
道央には熱心な方々多い印象です。
私の数少ない写真スポット。ここはいつ来ても思わず立ち止まってしまいますね。来年はどんな車両で来たろか、、。


快速タルタのおかげであっという間に昼食地です。恒例の美瑛カレー、美味。あと、、おっさん目線になりますが、エイドにいる「女子高生」くらいの年齢の女の子たちがみんな素敵。純朴でいて、かつあか抜けている感じ。実は、国際化、という観点で、道内でも先進地域だからでは?と思っちゃったりして。婦人部の皆様に感謝。
実は、、今回写真があまりない。ブルベに向けて追い込んで走る、、のを目的にしていたこともあり、、それと気持ちよかったというのが大きいです。なんだかんだと、、こういったイベントサイクリングに「個人の」資格で出ることが少ない(仕事が絡みます)ので、あくまで自分の楽しさだけを追求できるって、いいもんだ、と思いました。
それと、やっぱりタルタの気持ちよさを挙げるべきでしょう。不思議な、、と表現いたしましたが、ほんとに不思議な車両です。メーターを付けていない、のが問題なんでしょうけど
スピードが出ている気がしない、、のに早く着いている
んですよ。GTには、マキシスのBMXタイヤが付いてます。これ、オフロードにもはいれるように、、という配慮で、アスファルト上の転がりを「最優先」にはしていないんです。路面のコンタクトは柔らかいし、乗り心地もいい、、しかし、静かな所では軽く聞こえてくる、ロードノイズ、、これは厳密にいうと、転がりの抵抗になっているはず。だからスピード出てないのかなぁ、、などと考えながら走っていると、、いつの間にか次のエイドについていて、、しかもそれなりに早く着いている、、わけです。これ、、タイヤをシュワルベのワン、辺りの転がり最優先タイヤに変えたらどうなるんだ、、とふと思ってしまいます。

写真のようにドッペルゲンガーのメガマウスフィードバッグをフレームに提げてみました、これ相性がいいです。防水バッグも付属しておりますので、何かと安心です。
この、、「気が付くと着いている、、」感覚って、、なんだか初めてで、、例えば700cのレーサーなんかに乗れば、「ウォー俺は速く駆け抜けているぜぇ」という感覚ってすごくリアルに伝わってくるんです、、同様の感覚はF20Rにもあるように思えるんです。しかし、、それとは一線を画す、、この不思議な感覚、面白い!!掘り下げて考えてみたいですねぇ。
タイガーマスク(初代)って、空中殺法のイメージですが、、実はグラウンドも強い
そんな深ーい懐を持った車両なんだろうなぁ。引き続き考えてまいります。
そんなことを考えておりますと、ツアーでお世話になっております、トムテルムさんの私設エイドに到着。ここは何があっても外すわけにはいきません!!おいしいジュースをいただいて、、また来年お世話になります!!
2速のブロンプトンでブルベでどう戦うかをイメージしながら乗る(つまり、重いギアで極力脚に負荷をかける)はずだったんですが、、、見事に失敗。今年からコースが変わったそうでどんな感じの坂が待っているか予想できない、、どんなことが起きるか見えない、、ので、ついつい18段もある、、選び放題のギアを最大限活用して、脚への負荷を分散させてしまいました。これ、、防衛本能とでもいうべきことなんでしょうかね?最後の坂だけは攻め込めたんですが、時すでに遅し。100kで延べの標高が1300mくらい上ったそうですので、練習になって、、、いればいいんですが。
そんなこんなで無事に帰ってきました。8時前に出発して13時15分くらいに帰ってきましたので、エイドとか、昼食とかを入れればいいペースでしたかね?そんなにひどい目に遭った、、、気がしないのに美瑛CRを走った中では最短時間で帰って来てます。これこそがタルタルーガタイプS-GTの実力なのかも。
で、、ここからがある意味私の本番。旭川まで移動してバスに乗り、札幌まで戻ります。翌日の撫子散走に向け仕込みをするべくなるだけ早く帰りたい。できれば15時発のバスに乗りたい、、わけです。というわけで、急ぎ荷物を回収、身支度をして、、関係者にご挨拶をして13時35分くらいにスタート。旭川まで若干下っているはずなんですが、向かい風で、、どうなりますか?一人で逃げを打つ、ペペベネンヘリのようにうつろな表情で自らを鞭打ちまして(実は、、イベント中よりも気合が入っていた)、無事に旭川駅に到着、14時45分でした。そこからサクサク畳んで、向かいのドラッグストアで買い物をし、それが乗車の5分前。これもタルタルーガの実力です。ロード輪行でそこまでサクサク準備できる人は、、既に神の領域ですね(笑)。
2時間バスに揺られて、17時に札幌に帰着、店に移動して仕事に備えました。充実の一日です。雨に降られたりいろいろしましたが、、終わってみれば大団円、、これが自転車旅の楽しさですよねぇ。
次回、、イベント走行も含めた「自転車旅行用」としてのタルタルーガに迫ってみたいと思います。
Fold your bike! Free your mind!